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Chief's Room

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映像と向き合う一年

Information
03/29,2010
Author: Kozuki

一昨年のヒースロー空港(ロンドン)。当時、既にこの空港では薄型ディスプレイを多数設置、そこで広告を放映していました。

最近、街のいたるところで薄型ディスプレイを見かけませんか?

昨日、江ノ島に行ってきたんですが、江ノ電のホームにもディスプレイがあり、地域のプロモーション映像を流していて驚きました。

そう言えば、写真にある、一昨年前のミラノサローネの際に立ち寄ったヒースロー空港(ロンドン)なんて、当時すでに無数のサムスンのディスプレイが設置されていて、ビジュアルプロモーションが活発になっていました。日本は遅ればせながら今年、ようやく一般化しそうな気配です。

今後、映像や動画はより身近になってくるんでしょうね。

でも、YouTubeやUstreamなどインターネットでは映像は一般化しているものの、この「映像」を、個人の「メディア」としてしっかりと真正面から深く考える機会は、実は少ないのでは、と思うのです。今後なにより発達しそうなこのメディアの可能性ってなんなんだろう?と思っていたらYCAMで4月からこんなワークショップが開かれるそうです。

映像作家の藤井光さんを講師に迎えたワークショップで、ドキュメンタリー手法を用いながら、映像表現に向き合っていくというもの。期間はなんと1年間。これは、じっくり考えることになりそうですね。
文字や写真よりもはるかに情報量が多いという意味非常に現代的ともいえるこのメディア。この際、腰を据えて「映像」と付き合ってみるものもいいかもしれません。

プロジェクト始動メンバーは、4月1日から5月1日までの募集ですが、それ以降も参加募集を随時受け付けているとのこと。

ウェブサイト:
http://www.ycam.jp/education/2010/03/meet-the-artist-2010.html

デジタル時代の音楽イベント

Music
02/05,2010
Author: Kozuki

上月です。

先日iPadの発表で、書籍の未来について議論が再燃しているようですね。

ところで、一足先にデジタル化の波を受けている音楽ですが、前回に引き続き、興味深いイベントを二つばかり紹介したいと思います。

2月6日(土)「The Crossing」

THE ROOM

明日2月6日(土)、渋谷のクラブTHE ROOMで開催の、沖野修也さんプロデュースのイベントです。

これは、24時から25時の間、Ustreamでクラブの模様を中継し世界に発信するのというもの。でも、これは最近みんなやり始めていますよね。注目ポイントは「著作権管理団体登録前の楽曲に限定したプレイ」を配信するというところなんです。つまり完全合法。これまでのDIY的なネット配信では、著作権関連の処理ついてかなりきわどい企画が多数あったのが実情です。アンダーグラウンドという意味ではそのような動きも分かるのですが、多くの人には届きにくい状態でもありました。しかし、このイベントは、「未発表曲」に限定することでその部分をクリアしようという試みです。

コンテンツの発信者が意識的に矛盾のない企画にしていくことは、ネット上での音楽や情報の扱いに対する一般の人たちのリテラシーが上がっていく一つのきっかけになると思うんです。そして、結果的にもう一度音楽の価値が上がることにつながるんじゃないかとも。

「合法の枠内でやる事はスリリングじゃないとか、
(それって万引きがスリリングって言ってるようなもんなんですが)
知らない曲ばかりで盛り上げられるんですか
(そもそもクラブって殆ど知らない曲ですよねなんて意見もあります)
なんて声もあるのですが、一体どうなるんでしょうね?僕自身も凄く楽しみです。」(沖野さん)

僕も楽しみです。

「The Crossing」
日時:2009年2月6日(土)
会場:THE ROOM
開場: 22:00
料金: 22:00~23:00 1500円(1ドリンク) 、23:00~2500円(1ドリンク)

[GUEST DJ] KAY SUZUKI

[DJ] YUKIHIRO FUKUTOMI × SHUYA OKINO(KYOTO JAZZ MASSIVE) / TSUYOSHI SATO(BLACK EDITION)

ウェブサイト:
http://www.theroom.jp/


BOYCOTT RHYTHM MASHINE VERSUS LIVE


NUMB+SAIDRUM vs 井上憲司+吉見征樹 known as DRACO w/MasatoTSUTSUI

昨年の話になりますが、BOYCOTT RHYTHM MASHINE VERSUS LIVEを紹介します。

「リハーサルもなしにその日にはじめて出会い、一体なにができるだろうか」

というコピーからも分かるようにミュージシャン同士による一切の事前打ち合わせなしの即興対決イベントです。

このイベントの面白さは、異色の組み合わせのミュージシャンが、相手の出方を探りながらどこまで即興で自分のクリエイティビティを見せられるかというところ。最近の音楽ライブはショー化してしまっていて、ミュージシャンの創造性を感じにくくなっていると思うのですが、このイベントでは、音楽は改めて作り手のインスピレーションから生まれるものだということを感じさせてくれます。

Shing02 vs 外山明

特に面白かったのは、MCのShing02とドラマー/パーカッションの外山明さんのセッション。観客が決めたテーマ「酸っぱい」で、Shing02がその場でライムを書き上げ、最終的にそれをもとにラップとドラムで即興のセッションするという。写真のようにShing02が実際にペンで書いているところまでプロジェクターで公開してしまうと言う大胆さはなかなか興味深いものがありました。

書く作業に時間をかけすぎたので、観客としては中だるみしてしまいましたが、それはご愛敬。作っていくプロセスがみられるというのはユニークですし、なによりミュージシャンの頭のなかをのぞくことができるという意味では画期的な企画だったと思います。

ほかにも、NUMB、SAIDRUM(いずれもエレクトロニクス) 、 KENJI Ioune(シタール)MASAKI Yoshimi (タブラ)のセッションや、スガダイロー(ピアノ)と中村達也(ドラム)のセッションもかなり緊迫したライブでした。このメンツでこの挑戦的な企画をやりきったオーガナイザーに脱帽です。実際、かなりお客さんも入っていましたし、次回開催もかなり期待できるイベントです。


BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS LIVE

ウェブサイト:
http://www.lastrum.co.jp/brm/concept.htm

この二つのイベントで思うのは、オーガナイザーが知恵を働かせればまだまだ面白い企画ができるということ。ライブは興行的に好調ですが、そろそろ次の段階に進んでもいいのではとも思います。そう言う意味でも、この二つのイベントはなにかヒントをくれそうな内容でした。

本日22日Magnetics!moonlinx公開編集会議です。

Information
12/22,2009
Author: Kozuki

Twitterなどではすでにお伝えしていましたが、本日12月22日20:00~、原宿のカフェ、Sunshine Studioで1ヶ月連続で行われているトークイベント「MAGNETICS」の一環として、moonlinxのトークイベントを開催します!

タイトルは「moonlinx公開編集会議」。
週一で行われているmoonlinxの編集会議の中身をちょっとだけお見せしようという特別企画です。謎なイメージも多いmoonlinxですが、今回、編集スタッフが勢揃いして、自分達が今気になるクリエイター、周囲で流行っているテクノロジー、取材先での出来事や失敗談など、会議で共有している様々な情報を公開してしまうという思い切った内容になっております。

お酒やソフトドリンクを注文しながら見ることが可能なかなりカジュアルなイベントになっているので、興味ある方は気軽に足を運んで見てください。みなさんとお会いできることを楽しみにしています。


MAGNETICS: moonlinx公開編集会議

2009年12月22日(火)20:00~23:00 @ Sunshine Studio
(東京都渋谷区神宮前3-25-12)

ホスト:moonlinx編集部

入場料:一般:各 500円/フリーパス会員:無料

*フリーパスはSunshineStudioから半径1km圏内に職場もしくは住居のある方に限ります。名刺等、証明出来るものをお持ちください

MAGNETICS
http://wearemagnetics.org/

Sunshine Studio
http://www.sunshinestudio.jp/

福原美穂さん&谷尻誠さん

MusicProducts
12/08,2009
Author: Kozuki

先週の土曜日、アップルストア銀座でmoonlinx Meeting「トレードショーの作り方」をやってきました。二時間ぶっ通しのホスト役はなかなか大変。でも、みなさんのお話を伺って勉強になりました。進め方の反省はもちろんありますが、それ以上に収穫もありました。

音楽とデザインのトレードショーの関係者が同じ場所でトークを行うというのは画期的ではなかったかと考えています。イベント本場だけでなく、その後に出演者のみなさんと行った食事でもお互いの業界がどういう状況にあるのかという意見交換もあって、それこそがmoonlinxが考えているジャンルを越えたコミュニケーションの形だと感慨深いものがありました。

ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

さて、話は変わり、先週水曜日スペースシャワーTVさんのお招きで、原宿ラフォーレで開催された「SPACE SHOWER TV presents PRIVATE XMAS PARTY with 福原美穂」にお邪魔してきました。シンガーとして人気上昇中の福原美穂さんのクリスマス・アコースティックライブです。入場者は、なんと事前応募の中から選ばれた100組のカップル限定で、オール着席スタイル!僕は後ろのプレス席だったので関係なかったですが。

このライブに伺った理由は、福原さんの評判の高い歌唱力を生でチェックしておきたいということだけではなく、ステージの装飾を建築家の谷尻誠さんが手がけたこともあったからです。これも音楽とデザインのコラボです。

上の写真が谷尻さんが手がけた福原さんのライブステージです。依頼が来てから本番までがわずかな期間だったため大変な作業だったとのこと。クリスマスをイメージした白い空間が出来上がっていますね。

実際のライブになるとこんな風になります。写真ではわかりにくいかな?不織布のシャンデリアに映る光がすごく幻想的に見えました。ツリーを模した白色のオブジェもライブに華を添えます。これは、世界一薄く軽いファッション衣料用繊維といわれる「スーパー・オーガンザ」という素材を使用したとのこと。石川県の企業が唯一生産している素材なんだそうです。ライブ自体は、福原さんのシングル曲とクリスマスソングのカバーが中心。福原さんは前評判通り、唄が上手かったですね。21歳とは思えない。しかも表現力はまだまだ伸びる余地がありそうです。

演奏自体も、アコースティック・ギターとカホン(パーカッション)、コーラスと福原さんの4人編成。通常、この編成だと、音圧や迫力に欠ける寂しい感じになりますが、まったく問題ないステージでした。むしろこの人数でここまで仕上げてくるのは素晴らしい。バックの三人の演奏力もさることながら、ボーカルの実力が高いからこそ成り立つものだと思います。

観客を引き込むパフォーマンスを見せた福原さん。ライブでのパフォーマンス力はアーティストにとって重要且つ基本事項。

最近いろんなところで言っているのですが、ライブ興行が好調の現在、アーティストに求められるのは、演奏力や歌唱力を含めた高いパフォーマンス力と、ライブ用のアレンジ力だと考えています。しかし、それと同じくらい、空間など音楽以外の部分も重要になってくるはずなんです。なぜかというと、これだけ人々の価値観がごちゃまぜになっている時に、音楽家は音楽だけでなく付帯するいろんなものに対してもクリエイティブな部分を見せていく努力をしないと生き残っていけないのではないかと思うからです。建築家がこのように音楽のライブに関わるのはあまり聞いたことがないですよね。でも、考えてみたら空間を作り上げるスペシャリストが携わるのは自然なことだと思うのです。

「時間があればもっといろんなことをやりたかった」と、谷尻さんのスタッフ。とは言え、まずは第一歩、いいスタートになったような気がします。今後こういったコラボレーションが進めば、さらに面白いことができるでしょうね。空間構成についても今後もっと伸びる余地を感じた一時間弱でした。

このライブの模様はスペースシャワーTVで下記の時間に放送されるそうですので、見ることができる方はチェックしてみてください。

12/22(火)22:00〜23:00、12/24(木)25:00〜、12/25(金)22:00〜、1/3(日)23:00〜

ブルックリン・パーラー


09/19,2009
Author: Kozuki

新宿に新しくオープンしたブルックリン・パーラーのランチ・プレスプレビューに行ってきました。


「パーラー」と聞くとついパチンコ屋さん?なんて思いますが、見ての通り、まったく違います。ブルーノート・ジャパンが始めた新しいカフェ&バーで、音楽と本という要素が融合したお店です。もちろん、ライブ演奏も楽しめます。


高級なイメージのジャズ・クラブとして認知されているブルーノートよりも、こちらのほうがもう少しカジュアルにカルチャーを楽しむ感じ。名前のとおりニューヨークのブルックリンをイメージしただけあって、「ブルックリン・バーガー」や、「ブルックリン・ラガードラフト」などのメニューが用意されています。

特に僕がおすすめするのは「ブルックリン・ラガードラフト」。ブルックリンの地ビールだそうで、今回が日本初上陸。飲んでみたところ、ハーフ&ハーフに近い、深く苦みのある味でかなりおいしいんです!いまのところ、ここでしか飲めないメニューだそうです。


客席の横には本がずらっと並んでいます。
「音楽を聞きながら、本を読んで、そこでビールを飲むって単純に良いじゃないですか。そういうお店を目指したんですよ。」とは、このセレクションを担当したブックディレクター、BACHの幅さん


そうこうしているうちにライブが始まりました。演奏してくれたのは、ブルーノート・ジャパンが発掘した新人シンガー・ソング・ライターのスカイラー・フィスク。シェリル・クロウを彷彿とさせるギターポップでした。伺ったところによると、ブルーノート・ジャパンはニューヨークに支店を持っていて、そこで常に日本で公演させるアーティストを発掘しているんだそう。COOの畑さん曰く、「ブルックリン・パーラーでは、ブルーノートと違い、ジャズだけではない多ジャンルのアーティストを招聘していきます。ロック色の強いアーティストも多くなるでしょう。」

新宿というとものすごい人がいつも歩いていて、ごった混ぜな印象がありますが、そんな街にこのようなカジュアルながらもオシャレなお店があるのはなんだか新鮮な感じがしました。

新しく開店した丸井アネックスの地下という、新宿に点在するバーやクラブと、新宿駅の中間地点にある立地も良いですね。

「買い物→ブルックリン・パーラー→バー」

なんて新宿の新しい楽しみ方が一つできるかもしれません。

みなさんも是非一度のぞいてみてください。


ブルックリン・パーラー(Brooklyn Parlor)

住所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-1-26 新宿マルイ アネックス B1F

電話番号:
03-6457-7763

営業時間:
11:30〜23:30
(ラストオーダー ランチ:14:30 ディナー:23:00)

定休日:
不定休

席数:
テーブル120席 スタンディング30席

ウェブサイト:
http://www.brooklynparlor.co.jp/


AUTHOR PROFILE
【写真:Daisuke Ark Kozuki】

Daisuke Ark Kozuki
上月大輔

1977年兵庫県生まれ。音楽プロデューサーとして様々なミュージシャンの発掘を行うかたわら、雑誌のコラムや文化批評などの執筆も行っている。2007年moonlinxの編集長に抜擢。独自のアンテナと審美眼で、魅力的な記事を配信するため日々奮闘中。

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