イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」(Photo:ANZAΪ)
今年で4回目を迎える新潟県越後妻有の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」が、7月26日にオープニングを迎える。越後妻有地域、760平方キロメートルに及ぶ広い大地に約350の作品が点在し、「人間は自然に内包される」という基本理念のもと、大自然とアートのコラボレーションが楽しめ、なおかつ、お年寄りと若者の協働もある新しい地域づくりとしても話題の芸術祭だ。
第4回目の新しい試みとして、注目すべきは「廃校プロジェクト」。このプロジェクトでは、旧東川小学校のクリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマンの「最後の教室」をはじめ、地域内の13の廃校を、アーティストの作業スペース、大学、専門家美術館、宿泊所などに活用し、新たな拠点として生まれ変わらせる。少子高齢化の進む越後妻有地域では、地域住民の拠り所である学校が次々と閉校しているが、このプロジェクトにより地域の再生を目指している。
その他にも会期中に様々なイベントの開催や、レストランや民宿にリノベーションされた空家、里山に点在するアート作品など、決して一日では楽しみきれない「非効率さ」も大地の芸術祭のキーワードの一つとなっている。都会では決して味わうことのできない大自然と地域の生活文化を体験できる芸術祭をぜひ訪れてみてはいかがだろう。
「大地の芸術祭 ー越後妻有アートトリエンナーレ2009」
会期:
2009年7月26日(日)〜9月13日(日)
開催地:
越後妻有地域(新潟県十日町市、津南町)
パスポート:
一般 前売3000円、当日3500円
大学・シルバー 前売2000円、当日2500円
小中高 前売 500円、当日 800円
総合プロデューサー:
福武總一郎
総合ディレクター:
北川フラム
作品数:
38の国と地域のアーティストによる約350作品(うち新作約200点)
ウェブサイト:
http://www.echigo-tsumari.jp













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