Music
12/25,2009
こんにちは、副編の磯崎です。
今週火曜日、原宿のSunshine Studioでmoonlinx公開編集会議を開催しました。あまり人前で喋ることのないメンバーでしたので、数名は終始手に汗を握るほど緊張していましたが、皆さんと本当に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。お越し下さった皆さん、ありがとうございました!
さて、今日はクリスマスということで、クリスマスにまつわるちょっとした海外ニュースをご紹介したいと思います。
イギリスでは過去4年間にも渡って、クリスマスシーズンの音楽チャートの1位は人気の音楽オーディション番組「Xファクター」のその年の優勝者が獲得してきました。これはどの国でもそうだと思いますが、これまでの1位はクリスマスに相応しい当たり障りのない優しい感じの曲ばかり。もちろん、イギリス国民の誰もが今年も2009年度の優勝者であるジョー・マケルダリーのシングルが1位に輝くだろうと信じていたのです。
では、ここで「Xファクター」の優勝者ジョー・マケルダリーのデビューシングル「The Climb」をどうぞ。
...しかし!!そこにお決まりの全英チャートに猛然と立ち向かう一組の夫婦が出現しました。
アンチXファクターのこの夫妻は、1992年に大ヒットしたRage Against The Machineの「Killing In The Name」という全くクリスマスにそぐわない非常に荒々しいトラックをクリスマスチャートの1位にしようと、Facebook上でキャンペーンを開始。するとそれが口コミでどんどん広がり、熾烈なトップ争いが勃発!そして、イギリス中の人々が息をのむ中、12月21日に発表された全英チャート第1位の座は、50万もの売り上げを記録したRage Against The Machineの「Killing In The Name」に輝いたのです。
イギリスのメディアはこぞってこの大ニュースを報道。それはフランスやアメリカにも飛び火し、ニューヨークタイムスは「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがアナーキー・クリスマスのミラクルを祝う」というタイトルで報道しました。
人間やれば何でも出来るものなんですね...。そして、全英チャートに立ち向かったこの夫婦、多くの人の心を一つにしたFacebook(現在では100万人がキャンペーンに登録しているようです)、それに賛同した人々の団結力...全てにただただ驚くばかりです。日本ではこんなことはなかなか起こらないと思いますが、ちょっと見てみたい気もします。
それではRage Against The Machineの「Killing In The Name」を聞きながら、メリークリスマス!そして良いお年を〜
Music
12/14,2009
こんにちは、副編の磯崎です。
すっかり時間が空いてしまいましたが、先月末に公開したジョン・スクワイアさんのインタビュー、ご覧頂けたでしょうか?おそらく多くのファンの方は、ジョンはもう音楽を完全に諦めてしまった、ローゼスの再結成はない、ジョンは前だけを見て歩いている、と思っていらっしゃるのではないかと思います。私達も取材からは、おおよそそのような印象を受けました。しかし、前回のStaff's Voiceにも書いたように、帰り際、私達はジョン側からの逆取材を受け、質問のひとつはこのような内容だったのです。
「もし僕がローゼスのメンバーじゃなかったら、君達は今日僕を取材に来た...?」
私達は「来たと思います」と答えました。絶対とは断言出来ないですが、アーティストとしての作品は本当に素敵なものでしたから十分可能性はあると思ったのです。しかし、その質問に、私達は「ジョンは今の自分の存在にある種の疑問を持っているのではないだろうか」と考えさせられ、非常に困惑してしまいました。
誰かを取材し、原稿をまとめ、掲載に至るまでの過程で、その後記事を読んだ読者の皆さんが受ける印象と取材を受けた側の人の気持ちの間に差が生じることがあります。それは通常「話した言葉を文字にする」という作業で起こりえることなのですが、今回はそれ以外にも、取材中の彼の表情や、取材後の逆質問から"取材相手の気持ちを正確に伝える"ということの難しさを痛感することとなりました。
moolinxでは今後も様々な人達を取材していきます。今まで明らかにならなかった制作の裏話から、作品に対する本当の思いまで、他では聞けないストーリーをどんどんご紹介していけたらと思っています。
Music
11/20,2009
こんにちは、副編の磯崎です。
先週末、元ストーン・ローゼスのジョン・スクワイアさんをインタビューしました。現在は芸術家として成功し、今回も個展のために来日したジョンですが、ボーカルのイアン・ブラウンさんとの関係や多くの人が待ちわびているローゼスの再結成が度々ニュースになる中で、関係者の方から「過去の話は控えめに」という注意を促されつつも、私達はほんの少しだけ彼の気持ちを探る質問をすることができました。インタビュー掲載前なので詳しくは書けませんが、彼の"言葉"からは固い決意がうかがえました。
取材は無事に終わったのですが、しばらくして私達はなんとも言えないモヤモヤとした気持ちになりました。それは取材中に発したジョンの言葉と、取材後に受けたジョン側からの逆取材の内容の差から生じた、いちインタビュアーとしてどこか納得のいかない思いからです。
ジョンがローゼスを脱退した96年からもう13年もの月日が経ちますが、ローゼスという過去は今もなお彼につきまとっています。その呪縛から逃れるため、彼は今年3月にアート作品で声明を発表し、その作品をクリスティーズのオークションにかけたことが大きなニュースにもなりました。
しかし、今回の取材から、私達はジョンが正式に発表した言葉も含めて、これまでのメディアの報道だけでは分からない彼の心の葛藤がまだどこかにあるような気がしました。真実を伝えるという意味でも今回はインタビュー掲載後に編集後記として、私達が最後にジョン側から何を質問されたかをご紹介するつもりでいます。彼が今、心の中でどう感じているのかは、皆さん自身で判断して頂きたいと思います。
インタビューは間もなく公開です。お楽しみに。
© John Squire
ジョン・スクワイア展「Negative Afterimages」
会期:11月15日(日)〜12月6日(日)12:00〜20:00
会場:Tokyo Hipster Club 2F
住所:東京都渋谷区神宮前6-16-23 THCビル
サイト:http://www.tokyohipstersclub.com
Music
05/25,2009
こんにちは。ライターの恵美です。
昨日の東京は、すんごい雷雨でしたね。
私ごとながら、我が生まれ故郷の栃木県宇都宮市というところは、この季節になると、ほぼ毎日のように、かなり激しい雷が鳴ります。
よって「雷都(らいと)」と呼ばれることもあるそうで。
はるか昔の高校時代を思い起こせば、夏の帰り道の思い出は雨の中の猛ダッシュ。
真っ黒な空をビビビと切り裂く稲妻を前に、ルーズソックス全落ちも構わずに、全速力でママチャリを走らせたものです。
前置きが長くなりましたが、今日のトピックは雷や雨ではなくて、そんな雷雨の中行われていたイベントのお話です。
HEADZの佐々木敦さんが刊行した雑誌「ヒアホン」についてはこちらでもご紹介しましたが、昨日は渋谷のO-nestで行われていた創刊イベント「楽しい音楽」に伺いました。
その内容は、ヘアスタイリスティックス (aka中原昌也) をはじめ5組のライブアクトに加え、音楽雑誌編集長を4氏を招いたトークセッションという2部構成。
トークセッションの参加者は、
岡村詩野氏(Kitten編集長)
國崎晋氏(サウンド&レコーディング・マガジン編集長)
高橋修氏(ミュージック・マガジン編集長)
田中宗一郎氏(SNOOZER編集長)
と、いずれも編集長として長きにわたり音楽業界&出版業界に携わってきた方々です。
イベントの内容については詳しくは記しませんが、フロアの後ろの方がキツキツになるくらい、満員盛況でした。トークセッションでは、「不況の影響がありますか?」という佐々木氏の質問に、四者とも「ほとんど影響はない」と回答。岡村氏に至っては、「むしろ、いい音楽は増えている」という印象だそう。
以前、坂本龍一さんのインタビューでも同様の意見を聞くことがありましたが、「そのいい音楽が、リスナーに届いているのか?」と言ったら、どうなんだろうと思うことしばし。それがメディアなのかインフラなのか音楽を伝える何かが、リスナーの変化に従って変わらなきゃいけないのかも、とちょっとだけ思いました。
セッションの最後の方は、「読者が見えてしまう中で掲載する記事は、ジャーナリズムではなくサービスだ」という田中氏の発言をきっかけに、音楽ジャーナリズムに関する話題となりました。
もっともっと聞きたいと思ったのですがタイムオーバーということで、ぜひ誌面や次回イベントなどで、深く掘り下げていただけたらなと楽しみに思います。
このイベントで初めて聴いた、前野健太さんの「鴨川」のPV中の写真がとても素敵でした。もちろんライブも!
PVをもっと見たい方はこちら⇒http://www.youtube.com/watch?v=mZmTogIrX_A
次の予定があったので、ヘアスタイリスティックス (aka中原昌也) の途中で出なければいけなかったのですが(残念...)、グオングオン響き渡る有機的なノイズを聴いていたら、外の雷雨なんて、大したものに思えませんでした。
とても楽しく勉強になるイベントでした!
Music
04/19,2009
皆さん、こんにちは。副編の磯崎です。
moonlinxはTwitterで情報を配信しているのですが、そのTwitterで今最も人気のあるトピックになっているのが「スーザン・ボイル (Susan Boyle)」。私はてっきりダニー・ボイルの娘か誰かだと思っていたのですが、実はそうではありませんでした。皆さんは、このスーザン・ボイルさんをご存知ですか?
この方、スコットランドの田舎に住む47歳の女性。歌手を夢見て、イギリスのタレント発掘番組「Britain's Got Talent」に出場したのですが、こう言っちゃ失礼ですが見た目がフツーにおばさんなんです。しかも、「どんな歌手になりたいの?」と聞いた審査員に、ミュージカル「キャッツ」で「メモリー」を歌ったエレイン・ペイジのようになりたい、なんて口走っちゃったものだから、会場のお客さんも失笑する始末。ところが!彼女が「レ・ミゼラブル」の「I dreamed a dream」を歌い出すと、驚きの展開が...!!

日本語字幕付き映像はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=hZTmbmvYSm0
思わず泣いちゃった人は7分間のロング・バージョンもどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=9lp0IWv8QZY
人の心を揺さぶる歌の力って、まさにこういうことなんですね。47歳のスーザンさんの夢は今、実現へと1歩近づいたばかり。彼女はこれから一体どんな人生を送るのでしょう。今後が楽しみです。
moonlinxも新しい才能をどんどん発掘して、皆さんの心を揺さぶり続けたいと思います!

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